土筆(つくし)の卵とじの作り方
土筆はつくしと読みます。良くできた当て字です。つくしを食べるなら3月中旬〜下旬が食べ頃です。今は完全に時季はずれです。すでに胞子を飛ばし終えた後なので美味しさ半減です。すでにほとんどが杉菜(スギナ)と呼ばれる別の植物へ成長してしまってます。このスギナは食べられません。
つくしを食べるなら胞子を飛ばす前の若いつくしを頭ごと食べるのがベストです。ですが突然つくしが食べたくなったので子供とつくし採りに出かけました。ギリギリ日陰で育つつくしが採れました。
さて、採った後はつくしを食べるために調理。。。と行きたいところですが、つくしは袴(はかま)を採らないと食べられません。このはかまをとる作業が猛烈に面倒くさいので子供の頃はもっぱら採ってきて食べる専門だった記憶があります。そう言えば関東ではあまり食さないのかな?奥さんの両親は食べたことがないと言ってました。
子供を公園で遊ばせてる最中、約小一時間・・・ひたすら袴をむきむきしてました。指先が荒れまくりました。さて、やっとレシピです。僕が昔から食べてきた煮浸し風の卵とじです。
土筆(つくし)の卵とじの材料
材料
つくし: 200g 程度。適当に採った分量で調味料は加減下さい。
卵: 1つ
調味料
醤油: 大さじ1
味醂: 大さじ1
日本酒: 大さじ1
砂糖: 小さじ2
油: 小さじ2 ※サラダ油のみでも良いが、「白ごま油小さじ1 + サラダ油小さじ1」だと風味がまします。
サラダ油: 小さじ1
和風だし(粉末): 少々
水: 30cc
作り方(レシピ)
- まずは下ごしらえ。はかまをとったつくしは水で何度も何度も良く洗う。今回は古いつくしなので頭もとっちゃいます。
- 良く洗ったつくしをたっぷりのお湯で一煮立ちさせたら水にさらす。若いつくしを採ったならば胞子が全てでるまで何度か水を入れ替えてグルグル手でかき混ぜる。後はあくが抜けるまで10分ほど水にさらしておく。
- 水を良く切ったら油で炒める。鍋で炒めた方が楽。
- その他の調味料を全て入れて水気が少なくなるまで煮詰める。
- 軽く溶いた卵を流し入れて火を止めたら鍋の蓋をして蒸し状態に。30秒ほど待ったら一混ぜして完成!
若干煮詰めが足りなかったせいでだし汁が若干多く残ってしまいました。もう少し煮詰めた方が良いです。いざ食すときには、駐車場の横の道ばたで採ったつくしなので排ガスとか大丈夫かいなぁ〜と思いつつ食べました。やっぱり気分的にも綺麗な場所でとったものを食べたいなぁ〜と思い、来年は今年スギナをいっぱい見つけた七里公園付近で採ろうと思ってます。桜がまだ綺麗でした。
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たむりん
スギナが食べられないとお書きですが、天ぷらにすると美味しくいただけますよ。
うずしお
袴を取って、1時間ぐらい水にさらして、2回茹でこぼしてアクをかなり取ってから味付けに入りました。
味付けは、酒、味醂、ダシ醤油に砂糖を少々です。ごま油がないだけでほぼ同じです。当然溶き卵でとじました。そちらの写真を見ると卵が少ない気がするが・・。後味が苦い程度のちょうど良い味になりました。
こちらは、完全に開ききっていない土筆があったのでそれをメインに料理しました。
drk
おお!そいつは奇遇だねぇ〜そっちはどうやって食べました?
うずしお
偶然にもこちらも土筆を土曜日に摘んできました。
こちらも調理せねばならないなあ。
ちなみに、土筆はスギナの一部で胞子茎というもの。別の植物ではなく、地下茎で繋がった、枝のようなものかな。