埼玉県立歴史と民俗の博物館で勾玉を作ってきた
さいたま市の夏休みイベントとして人気を博したと噂の埼玉県立歴史と民俗の博物館の「ものづくり工房」で勾玉作りを体験してきました。勾玉の他、全8種の物作りを体験することができます。概ねどの物作りも 60 分程度の所要時間です。夏休みには部屋が満席になるほどの人気で忙しかったそうですが、夏休みが終わってからは人も少なくじっくりとスタッフの方々に教わって物作りを楽しむことができます。
まさに公共の施設の穴場スポットです。
また、運営はボランティアの皆様によって成り立っているとのことです。ありがたいことです。
250円の勾玉キットがこちら。蝋石とサンドペーパー3種が入っています。蝋石には勾玉のレイアウトが書かれているので、粗い目のサンドペーパーで形通りに削っていきます。この時点では全員の蝋石の色は同じに見えるのですが、実は磨いていくと一人一人違う色になっていくのが面白いです。
内側の曲線は棒にペーパーを巻き付けて削るも良し、指に巻き付けて削るも良しですが、スタッフの方によると指に巻き付けた方が微妙な感覚がわかるので綺麗に仕上がるとのことです。
このような感じで結構つきっきりで教えて頂くことができました。これも閑散期だからこそですね。僕は一人で黙々と作成を楽しんでいました。子どものみならず大人も十分に楽しめる物作りです。お隣の家族もほぼお子さんではなくお父さんがもの作りしているような感じになってました。(´∇`)
荒いペーパーで全体の形を整えたら目の細かいペーパーでひたすら磨きます。乾かしてみると傷がわかるので、磨いては乾かして確認。をひたすら繰り返します。どうやら僕の石はちょっと緑がかった珍しい色のようです。スタッフの方々がわらわら集まってきてコレは珍しいと騒いでいました。(≧∇≦)b
次に勾玉の飾りの部分を作ります。まずは石選び。なるべくよく似た色を探すのですが、粉が付いていて全部同じ色に見えるので運も必要です。石を選んだら好きな形に削って磨きます。
家族三人の完成品です。左から奥さん、僕、娘の作品です。
形は奥さんのが一番格好いいですが、ほぼスタッフのおじさんが削っていたのを僕は知っています。初めはみんな同じ色に見えたのに、こんなにも仕上がりの色が違うので面白いです。娘のような白い石が多いようです。一番左の青い石は自宅から持ってきたビーズです。こんな感じにアクセントをつけると更に綺麗になるってわけです。
娘は勾玉を作り終えたら浮世絵作りを楽しみました。いわゆる版画ってやつですね。手をべたべたにしながら楽しんでました。できあがった作品は色ズレがたくさんありますが、まぁ本人が楽しかったみたいなのでよいでしょう。
埼玉県立歴史と民俗の博物館なかなか良い施設です。また勾玉が作りたくなったら行ってみたいと思います。
「ものづくり工房」は、郷土に伝わる伝統文化のわざとこころを、ものづくり体験を通して学ぶ場です。藍染めや組紐、鋳物や紙すきなど県内の伝統工芸や地場産業をテーマにした製作体験メニューを用意しています。
コメントやシェアをお願いします!