気になっていたホクロ、皮膚がんの可能性があるので手術で切除しました
かれこれ 5 年以上前から気になっていた背中にあるホクロっぽい何か。気分的にもすっきりしたいので思い切って切除してもらいました! (。>﹏<。)
今日のオペを入れて手術歴はおそらく 9 回目かな?正直多すぎてよく覚えてない。おそらく一般的には異様に手術回数が多い部類の人間だと思います。
今日のオペは表皮、真皮だけじゃなく皮下組織も切除する必要があったので約 1cm ほどの深さで切除しました。まぁ軽い内容のオペではありますが、どんなオペでも当日は何だかソワソワします。まぁ術中は麻酔も効いてて全く痛くないんですけど、どうにもこの気分には慣れないですね。
ちょうど今しがた帰宅したところですが、当たり前のようにオペは無事終了。
まぁそんなこんな言ってる病気の体験談や治療日記は、個人的には結構参考にしてから治療に望んだりするので、今回の治療もまとめれば誰かのお役に立てるかと思い、更新型の日記として記録していこうと思います。
以下体験談です。
超気になってた背中のホクロっぽい何か。
そもそもこのホクロ・・・いや生体検査の結果次第では皮膚がんと言うことになるわけですが、もともとホクロにしては怪しかった。他のホクロとは違い、なぜだか薄皮一枚かぶさってる感じでして、その中がホクロのように黒ずんでいて中心に小さな穴が開いてる感じでした。それでいて定期的に薄い皮膚が破れて血が出てはかさぶたとなり、また元のホクロっぽい何かに戻るというのを繰り返していました。
破れて血が出てもたいして痛くはない。ホクロにしては怪しいしので何度か思いっきりニキビを潰すように力まかせに潰してみたこともありましたが、膿が出るわけでもなく血が出てくるだけです。大きさも 5mm 程度から変化がないので、まぁ放っておいても大丈夫かと思い今日まで過ごしてきたのですが、先日またもや皮膚が破れて流血。しかも今回は引っ掻いちゃったのか傷口が潰瘍っぽくなっちゃって治りが遅い・・・。
現状の患部は赤く腫れてますが出血が治まるとホクロのように黒くなる何か。どこかで時間をとってちゃんと診てもらわねばと思っていました。
平成28年5月31日 初診
年度末決算処理など面倒な仕事が終わり一区切りいた時期でもあるため、いざ手術となっても会社は融通が効く状態ではあります。以前も首にできた腫れ物の手術をしていただいた、ここらでは一番の名医がいる松本皮膚科で診断してもらいました。
初診は院長先生ではなく若いほうの先生。ルーペで見て一言。
『これは怪しい。血管が入り乱れてて悪性の可能性が疑われる。オペでとっちゃうのが望ましいがどうされますか?』
もともと手術を宣告されることを覚悟してましたから、手術で除去することを即断即決。
その後、オペの日程を決めるために院長先生にも診てもらいましたが、
『これは薬では治らないから、とちゃってすっきりしましょう!』
と軽く言われてしまいました。どうせやるならできるだけ早くお願いと申し出たところ、診断から三日後がオペ日とあいなりました。切除さえしちゃえば、生体検査で万が一皮膚がんだったとしても安心ですし、皮膚がんじゃなかったとしても、定期的に破れて血が出る鬱陶しさともおさらばです!
自己負担額: 2,440円
処方薬: 塗り薬:アンテベート軟膏(※同時に見てもらった別の腫れ物用の薬)
自己負担額: 300円
平成28年6月3日 オペ当日
冒頭で書いたとおり、朝起きた時からオペが始まるまで、とにかくそわそわした気分が続いていました。朝食は軽めで昼食は食べるなと言われていたので、オペが終わるまでは空腹感をひたすら我慢するしかありません。腹も減ってソワソワして、しかもやることなくて暇なので、まだまだ続く花粉症の薬を貰いに耳鼻科に行ってみたり、マッサージチェアで二度寝してみたりと時間が過ぎるのをひたすら待ちました。
そんなこんなで暇をつぶして、やっと昼過ぎになったので自転車で通院。やっとソワソワ感とおさらばできます。
超人気の病院なので 12:30 に病院入りするも、まだまだ 15 人くらいの患者が診察を待ってる状態でした。こりゃぁ待つかなぁ〜と思ってると 12:35 には呼ばれてオペの準備が始まりました。オペが終わって時間を診てみると 40 分ほど過ぎていたので、振り返ってみるとこんな感じだったかと思います。
12:35 | 呼ばれて麻酔を打たれる。麻酔が効くまでうつ伏せに寝て待機。 待ってる間に先生は残りの患者の診断を完了。 |
12:50 | オペ開始 |
13:05 | オペ終了 |
13:15 | 血が止まるまで横になって寝て待機。 |
オペは当然部分麻酔なので、何度やっても麻酔が効いてることを実感するまでドキドキ感があります。麻酔の注射も相変わらずチクリと痛いし、それでいて背中なので麻酔が効いてるのか効いていないのか、感覚的に非常にわかりづらく思ったより不安でした。
緑のシートを被せられ、いよいよオペ開始。
『メス!』とよくドラマである言葉でオペは本当に始まります。
指で押さえつけられる感覚もあり、これ痛いんじゃね?と一瞬思いがよぎりましたが、あっ!ちゃんと痛くない!ちゃんと麻酔効いてる!って実感してから、やっと緊張感がとれ安心できました。あとはまな板の上の鯉として料理されるだけです。
チョキチョキと肉を切る音や、縫合するときの引っ張られる感覚には違和感を覚えますが、痛くないので安心安心。
ガーゼを見る限り血はそれなりに出た模様。切除した肉も見せていただきました。ぱっとみ感覚で 10 mm x 7mm x 10mm くらいの肉片でした。皮下組織も根こそぎ取る必要があるらしく思ったよりも深くて大きかった印象です。
オペが終わり、バイキンが入るといけないので当分運動もウォーキングも禁止。今日はお風呂も禁止で、明日も患部みせにきてねと言われて、無事終了。
自己負担額: 7,310円
処方薬: カロナール200、ムコスタ錠100(痛み止めと胃薬)
自己負担額: 350円
平成28年6月4日 術後1日目
カロナールを飲むと無性に眠くなるので 21:00 には就寝。カロナールの効果はおおよそ最大で 6 時間ほどしか効かないので、夜中にだんだん傷口が痛み始め、朝 4:00 に痛くてたまらないため飛び起き、バナナを食してカロナールを服用。30 分後に痛みが緩和されました。
そんな朝の始まり。
前回首を手術した時よりも背中のほうが痛みは強く感じるようです。当面毎日、術後の経過を見せに来るようにと言われているので朝一で病院に向かうも、土曜日は開院1時間前から患者が長蛇の列をなしてて、診察が始まることには数えたら 40 人近くの患者で溢れかえってました。
診察も、患部をイソジンで消毒しカーゼを取り替え、わずか一分ほどで終了。残念ながら、またも患部を見ることが出来ないタイプのガーゼで覆われてしまった。残念です。院長先生いわく、『うまういってる!』そうです。
自己負担額: 360円
平成28年6月6日 術後3日目
二日目からは鈍痛も引き鎮痛剤は不要になりましたが、触れると相変わらず傷口が痛みます。そのため寝返りが打てないのが一番の苦痛。当然寝不足が続きます。寝返りが打てず変な体のひねりを繰り返してたら腰を痛め、ロキソニンテープを腰に貼ることになりました。なんだかなぁ・・・┐(´д`)┌ヤレヤレ
その代わりに濡らさないかぎりお風呂に入っても良いと言われたのが嬉しく、いつも通り風呂に入ったらバッチリ汗を書いてガーゼがばっちり湿っちゃいました。慌ててドライヤーで乾かすも生乾きの匂いがしてバレバレ。
二日ぶりの本日の診察も、患部をイソジンで消毒しカーゼを取り替え、わずか一分ほどで終了。ガーゼを濡らしたことがバレたのか、シャワーで濡れてもいいようにとガーゼの上から巨大な透明のフィルムを貼られました。シャワー程度は大丈夫だけどお風呂には浸からないでねと念押しされました。
今日も院長先生いわく、『うまういってる!』そうです。
自己負担額: 360円
平成28年6月10日 術後7日目
ここ数日は完全に痛みは消えた代わりに、傷が治る過程で避けては通れない猛烈なかゆみに襲われています。毎日 JOJO のトニオの料理を食した億泰のように背中の傷を掻きむしりたくて仕方ありませんが、ひたすら我慢。どうしても我慢できない時にはフィルム周辺にムヒを塗ってごまかしていました。
6月8日の定期健診を終え無事に傷がふさがってきていることが確認されたため、本日待ちに待った抜糸の日を迎えました。抜糸はチクリとした痛みが一瞬あるだけで、あっという間に抜糸は完了します。抜糸後数日は、糸が通っていた部分に穴が開いてるため傷が塞がるまでは、ばい菌が入らぬようガーゼで覆われ、引き続きお風呂に入ることが許されません。
ここ松本医院では抜糸が終わると、傷口を目立たなくするための不織布ばんそうこう治療に入ります。一ヶ月ほどは病院へは週二回ほど通うことになり面倒ではありますが効果は抜群。過去治療した首の腫れ物の手術の傷跡も完全に消えた実績もあるので我慢我慢。
早く温泉に入れる状態に回復したいです。
自己負担額: 360円
平成28年6月18日 術後15日目
抜糸後は週に1回程度診察に行けば良くなりました。生体検査の結果がやっとでてきました。皮膚がんが疑われましたが今回は質の悪いホクロだと断定されました。ホクロなら手術しなくても良かったじゃん?と思われるかもしれませんが、不安や定期的な出血からも開放されるし、いずれにせよ切除してよかったと思っています。自分で傷を見ることは相変わらずできませんが、非常に綺麗に治ってきてるとのことです。
自己負担額: 410円(指の治療と合算額)
平成28年6月24日 術後22日目
指の治療のついで程度に診てもらって絆創膏を張り替える程度になりました。もうこっちは大丈夫だなっ!とのことですが、まだまだ自分でテープは剥がすなと言われています。早く傷跡がどうなっているか診てみたいのですが我慢我慢・・・。
自己負担額: 410円(指の治療と合算額)
平成28年7月5日 術後33日目
今週の月曜日から自分でテープも張り替えて良いとの許可が出たので、お風呂にじっくり浸かり、粘着力の亡くなったテープを張り替えつつ傷の治りを鏡で確認する日々を送っています。指の傷と随分と治り方が異なっていて、背中の傷は皮膚が薄く弱々しい感じになっています。ケロイド状にもりあげってきてはいないのですが、傷跡がどこまで消えるか少々気になりますが基本背中は自分で目視することができないので、まぁいいでしょう。
平成28年8月6日 術後63日目
約二ヶ月経ちました。通院は一ヶ月に一回になりました。現時点で背中の傷跡は残念ながらかなり目立つ状態です。ほくろのままの方が目立たない状態となってしまいましたが、まぁ仕方なしでしょう。
完治までの経過を随時追記していきます
完治までの経過を随時追記していきます・・・。
ホクロと皮膚がんの違いは?
まぁ所詮は素人。正確に診断なんてできません。くわえてホクロと皮膚がんの区別は素人にはなかなか難しいものもあるようです。
今回こうして病院で診断してもらって切除に至ってるわけですが、病院に行こうと思ったきっかけはネットで調べたホクロかガンかを見分ける以下のポイントに当てはまりまくりだったからです。
1. 徐々に成長して 6mm 以上の大きさがある
2. 形が左右対称ではなくいびつである
3. 中心部分が陥没している
4. 痒みがあり血や浸透液が出たりする
5. 周りの皮膚との境界線がはっきりせず色が均一でない
気になるホクロがあり、上記に当てはまるような感じでしたら一度受診されたほうが宜しいかと思います。保険も効きますので治療費もそんなにかかりませんよ。
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drkからぴへの返信
コメント有難うございます。ほくろ切除から歯の治療まで似てるとは奇遇ですね。当ブログの情報が参考になったとのことで大変励みになります。
僕は歯槽膿漏はまだまだ(というかなりたくないので必死にケアしてます)なので虫歯だけを気にかけていれば良い状態ですが、とある情報によると虫歯菌を撃退するブリス菌というのがあるらしく、ブリス菌歯磨き粉なるものも存在するようで気になっています。またこの辺の情報も集まってきたら記事にしようと思っています
これ以上クラウンも増やしたくないので必死です。(-_-;)
ぴ
こんばんは、初めてコメントをいたします。
「歯 クラウン 手入れ」で検索のところ、貴ブログにヒットをしました。
当方も奥歯はほぼ全ての歯に治療歴あり、クラウン装着歯(軒並み20代の頃に根幹治療)は上下併せて5本(内セラミック2本・パラジウム3本)、いわゆる、大臼歯は「満身創痍」状態といえます。
虫歯だけを気にかけていればよい時期はいつ間にか過ぎ、歯周病が深刻な年齢となり、「クラウン」と歯茎の境目の手入れについて調査の途上で貴ブログを拝読している次第です。
当方、奥歯ということもあり、近年はクラウン交換時も特に考えずに保険適応の「パラジウム」素材を選択(というか、特に意思表示もしていなかったです)したものの、2年程前に交換の奥歯クラウンの内側境目(歯茎との微細なすきま)がどうも気になってきました。
クラウン素材については歯科医の方のブログなどでも情報が得られますが、貴ブログは単純明快な記載で非常に解り易いと思います。
取り急ぎお礼迄。
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クラウン素材記事閲覧後に、「こちらの記事も・・」でいくつか拝読をしました。
ホクロ切除をされたのですね・・
(当方も3年半程前に足裏のホクロ切除をしております、何だか奇遇です)