Windows XP で休止状態にできないときの対処方法
「UATA-100 なのに転送モードがマルチワード DMA2 になる・・・何故?」で書いたようにデスクトップ PC を変更に悪戦苦闘した日々が続きますが、最後の課題として、Windows XP がいつの間にか休止状態にできなくなっていることに気がつきました。
電源オプションのプロパティを見てみると、いつの間にか休止状態のタブが消えていました。
さて、いろいろ情報を調べてみると、Microsoft サポートオンラインに「 1 GB 以上の RAM を搭載したコンピュータの休止に関する問題」なるヘルプページを発見しました。この不具合の現象としては、
- コンピュータに 1 GB 以上の RAM が搭載されている。
- コンピュータで複数のプロセスが動作中で、負荷の高い状態になっている。
たとえば、500 個の Cmd.exe プロセスで dir コマンドを実行すると、この現象が発生することがあります。
注: ごくまれに、「システム リソースが不足するため、API を終了できません。 」というエラー メッセージが表示されることがあります。この問題は、物理 RAM が著しく断片化されている状態で発生する可能性があります。休止状態が機能しない場合があります。ここに記載した問題を解決するには、すべてのプログラムを閉じて、コンピュータを再起動します。
この不具合は 330909 パッケージにて bug-fix 済みで、Service Pack 2 をインストール済みであれば、同パッケージは組み込み済みで、このような不具合は発生しないようです。
せっかく情報を見つけたはいいものの、今回のように休止状態のタブそのものが出てこない不具合とは異なるようです。
いつものように基本に立ち返り、BIOS の設定を見てみることにしました。BIOS で電源関連のオプションを見てみると、それらしきオプションがありました。
BIOS の AC BACK Function を Full On にする。
これだけであっさりと解決されました。ちゃんと電源オプションに休止状態のタブが表示されました。
最後に PC をシャットダウンするときですが、通常であれば、
のような画面が表示されると思います。ここでSHIFT キーを押すことによって
のようにスタンバイが休止状態に変わります。もっとも通常はキーボードの Sleep ボタンを押して休止状態に入ることが良いのですが、意外と知られていない機能のひとつだったりします。
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