2012年夏、名古屋市科学館で極寒ラボを体験!
2011年03月19日にリニューアルオープンしてから大人気で長蛇の列ができてるという名古屋市科学博物館へ行ってきました。小学生の頃に行った記憶が若干残ってまして、正直行く前は全然期待していなかった・・・
ごめんなさい。考え改めます。m(_ _)m
中学生以下は無料、大人は展示室のみで 400 円とめちゃくちゃお得な値段設定にも関わらず、丸一日遊べる盛りだくさんな展示内容です。夏休みの思い出作りにピッタリのスポットです。
そして結論。間違いなく朝一番に行くべきです!ε≡≡ヘ( ´∀`)ノ
科学館の三大展示物は、「プラネタリウム」、「放電ラボ」、「極寒ラボ」です。全て整理券制で超人気のショーばかりなので、あっというまにチケットはなくなります。11:00 頃に付いたらプラネタリウムは最後の 16:30 しか空いていなかったので諦めました。放電ラボと極寒ラボは午前チケットは配布終了。午後のチケット配布はそれぞれ 13:00, 13:30 からの開始ですが、代表者のみ並ぶのが NG なので、どちらかを選択するしかありません。朝一番から行っていれば、午前午後でそれぞれのチケットをとることができるってわけです。
印象深い順にご紹介していきます。まずは何と言っても極寒ラボ。一時間も前から並べば十分と思っていたら 12:00 頃からぞくぞくと人が集まり始め結局1時間半も並ぶことになった午後の極寒ラボ整理券確保。結局は代表者だけが並んで待っていて、配布 20 分前に家族が集まるってスタイルで OK だったようです。周りもみんなそんな感じでした。
整理券を渡してラボの中に入りまずは防寒具を着用します。そしていよいよ未体験の -30 ℃の極寒を体験するわけですが、徐々に温度になれていく必要があるみたいで、まずは -10 ℃の部屋へ移動します。この部屋で2分間体を慣らします。まだまだみんなへっちゃらの余裕をこいてます。
そしていよいよ -30 度の部屋へ移動。入った直後は別に何ともありません。カメラなどは撮影 OK ですが結露するので注意してねといわれてますが、みんなお構いなしにバシバシ撮影しています。
移動して1分も立てば極寒の意味を身にしみて体感します。まず手や顔など露出している部位がめちゃくちゃ寒い&痛い。寒い地方に住んでいる方々は経験済みであろうからへっちゃらかも知れませんが、初めて体感する -30 ℃は想像以上に寒かった。この部屋には 10 分間滞在するわけですが 5 分もすれば皆さんこの通りの格好になります。
中には難局の氷など展示物が少しだけあるのですが、寒くてあまり頭が回りません。見てる人はそんなに多くなかったですね。娘の頭皮の汗もも凍り付いていたのが印象的でした。
そして 10 分が経ち再び別の -10 度の部屋へ移動。みなさん凄い勢いで移動していくのが印象的でした。だって寒いですもんね。ちなみにカメラは常温に戻ったときに注意喚起どおり結露しましたが、外装が結露しただけで助かりました。
放電ラボやプラネタリウムも凄かった!と言いたいところですがチケットがとれませんでした。残念。
整理券なしにショーを見られる竜巻ラボも印象に残りました。下から上に登っていく竜巻を、3F から見ると下から覗く形になり、4F から見ると上から覗く形になります。
お次もチケット不要のイベント。3F のオープンワークショップで開かれていた水に関するお勉強。常時開催されている内容かわかりませんが、娘が科学に興味を持つに足る内容でした。地球上の水はほぼ全てが海水で、そのほんの一部が雲など水蒸気の状態で、またそのほんの一部が真水という、地球における水のサイクルを実験を通じて学んでいきます。
まずは雲を作る実験。ペットボトルを利用して圧縮空気を作り、蓋を開け一気に気圧を下げることで雲ができる様子を実験します。海水が蒸発して雲になる原理を学びました。
次に過冷却の実験。-5 ℃に過冷却した水に衝撃を与えて一瞬で氷になる様子を実験します。雲の中で雪の結晶ができる原理を学びました。
次にダイヤモンドダストを作る実験。冷凍庫に吹きかけた息が時間をかけると雲になり、衝撃を与えると雪の結晶の種のダイヤモンドダストになる様子を実験します。最後にシャボン玉を入れ結晶が雪の種になっていく様子を学びます。
学校の先生達がボランティアでこのような実験を催してくれていると聞いて感動しました。有り難うございます。
後は常設展示場での思い出になるのですが、5F の「宇宙のすがた」が良かったです。中央に置かれたどでかいプラネタリウム投影機は、名古屋市科学館が開館した時から2010年8月31日まで、旧天文館の20mドームで使われていたツァイスIV(4)型プラネタリウムの実物です。ちなみに現行機はツァイスIX(9)型プラネタリウム。一度は見てみたいものです。
また、フロアには天体望遠鏡が多数設置されており、実際に覗くことができる天体望遠鏡も設置されています。何処の場所が見えているか探すのも楽しみの一つでした。
他にも宇宙探査機の操縦疑似体験、月のリアルな模型、太陽と地球と月の関係や宇宙の成り立ちなどを学ぶことができ、このフロアだけでも盛りだくさんです。
こちらは 4F の音が空気の振動であり並であることを学ぶ装置です。パイプの長さと音の振動幅がちょうど合う周波数で、パイプの中の小球が跳ね回るのを見ることができます。地味に凄い装置です。
こちらは光のお勉強をする装置です。通常の光とは異なり、ナトリウムランプという特殊な光源を使うと様々な色のボールが同じ色に見えてしまう体験をします。そもそも物体の色というものは自分で発光しない限り、照らされた光を反射することで色を示すことができません。ナトリウムランプは他の色がまったく混じっていないオレンジ一色なので、様々な色のボールが同じ色に見えますが、蛍光灯で照らすと本来の色をみることができます。ボールの色分別をするクイズ形式になっているのですが正解率はかなり悪かったです。
その他、立体に見えるけど触ることができないお城の映像、パラボナアンテナのような装置を使って音を集約して遠くに伝える装置、首から下が見えなくなるマジックの種明かし装置、TVで一時期はやった集中力を計る装置、恐竜の化石など、各フロアの展示物は 400 円では安すぎると感じるクオリティと内容で盛りだくさんです。
名古屋市周辺に住んでいる皆様、科学館かなりオススメです。夏休みの思い出作りだけと言わず週末に数回は通っても良いスポットだと思います。今回はプラネタリウムも放電ラボも見てないし、生命館は全く見てもないです。
次に帰省したときにも行ってみたいと思います。
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