2021年夏季休暇 - コロナ禍ですが最後の家族旅行に行ってきました(函館周辺編)
2021年夏季休暇を利用しての家族旅行二日目。初日編はこちらを参照いただきたい。
おっさんになると、早く眠くなって早く目が覚める。まだ朝の 4:00 だ。とりあえずやることがないのでホテルの温泉でひとっ風呂浴びてきて、朝ごはんご飯までに一人今日の予定に頭を働かせる。そんな朝の始まり。
思ってたより北海道って広い。洞爺湖とか見てみたいなーと思ってたけど、特急使って片道二時間強かかるようだ。こりゃ函館以外の観光地まで足を伸ばそうものなら移動で半日潰れる覚悟が必要だ。つまり無理ゲーってわけだ。
明日は青森へ移動ってことを考慮すると、函館周辺をドライブするプランがちょうど収まりも良さそうだという考えに至った。幸いにもホテルの目の前にレンタカーもあるし、ネットで見る限り車の空きもありそうだ。
唯一の気がかりは晴れ予報だったにもかかわらず若干雨がぱらついていることくらいだろうか...。
旅行に行くといつも朝は食べ過ぎる
そもそも普段ならば、朝は味噌汁ご飯か、フルグラ茶碗一杯分くらいしか食べないのに、ホテルの朝食となると、どれもこれも旨そうだし、和洋中全部あるし、全部食べなきゃ損だって考えてしまい、爆食するのは僕だけではあるまい。
結果、とりあえず和洋中無視したセレクトになる。限定50 本ってパネルを見ちゃうと、普段絶対飲まない牛乳だってとりあえずゲットしてしまう自分がいたりする。
既に腹八分目まで来てるのに、海鮮の瓶詰めだって食べておきたいし、デザートだって別腹で食べておきたい。毎度学習しないねとは言われるくらいに、吾輩は満足じゃ状態を超えて超満腹にはなる。
函館近辺をドライブして楽しむプラン
朝一人考えていたらおぼろげながら浮かんできたプラン。今日のドライブは、右回りでおおよそ以下のメジャーな観光スポットを訪れながら、ぶらり旅をしてみようと思う。幸い家族の反対意見もなし。
- 函館駅出発
- 旧戸井線コンクリートアーチ橋
- 武井の島展望台
- 恵山岬灯台公園
- 道の駅しかべ間歇泉公園
- 大沼国定公園
- 道の駅なないろ・ななえ
- 函館駅到着
Google の記録によれば 8/2 の実際の走行距離は 130 km の移動、単純移動時間としては約 4 時間だったようだ。各スポットでの観光を加えると丸一日を消費するドライブとなったが、おぼろげながら浮かんできたイメージ通りとなった。
今回レンタルした車はスバルのインプレッサ。興味の範疇外のため車のことはよくわからないのだが、おそらく我が家のティーダよりもよりも良い車種なのだろう。なかなか運転しやすい車だった。
なお、北海道のドライブはめちゃくちゃ快適と話には聞いていたが、実際めちゃくた快適だった。道は真っ直ぐ、信号もなく、車も少ない。言ってみればすべてが高速道路のような感覚だった。
ドライブが快適すぎて、コンクリートアーチ橋と武井の島展望台は思いっきりすっ飛ばしてしまい、気がついたら道の駅なとわ・えさんまで来てしまっていた。このあたりまでは天候に恵まれず、海は荒れてわ、道の駅は休業中だわ、と残念な感じだったのでトイレ休憩だけして先に進んだ。
恵山岬灯台公園に立ち寄った
恵山岬灯台公園に到着。ここらで天気予報どおり雲も晴れ青空が見えてきた。空にはカモメが飛んでいる。何もない安閑とした時間。だがそれで良い。
小さいながらも公園には遊具があるので、ちびっ子が一緒でも楽しめることだろう。
恵山岬。目の前にどこまでも広がる海。非日常が贅沢な瞬間である。
薄々このあたりから感じてたけど高校生と親の間には感性に大きなギャップがあり、この良さはまだ高校生には理解し難いようだ。
こちら駐車場から見える恵山。片道二時間半のハイキングコースがあるようだ。個人的には超行きたかったが、家族の猛反対もあり、半日は潰れてしまう登山は却下されてたので下から眺めるだけで今回はおしまいだ。
温泉好きにはおすすめの道の駅しかべ間歇泉公園
恵山岬を後にし、道の駅しかべ間歇泉公園を目指して再びドライブ。信号で一度も止まることなくナビの予想時間より早く 1 時間ほどで到着。いや快適だ。
家族は全然興味なさそうだったけど、無類の温泉好きなら理解してくれよう、間欠泉が見られるのはかなり楽しみなイベントなのだ。足湯に浸かりながら 15 分に一度湧き出る間欠泉を二度見た。
三度目は近くからの動画撮影。いやー満足。動画じゃうまく伝わらないかもしれないが、高さ 15m ほどまで湯が吹き上がっている。
せっかくなので、名物温泉蒸し卵も楽しんでみた。マニュアル通りに 8 分で半熟卵に仕上がった。この日はまともに昼飯を食べてないこともあり、単なる半熟卵も十分に旨し。
大沼国定公園、確かに広いが所詮は沼だな...
お次の目的地は大沼国定公園。40 分程のドライブであっという間に到着。ガスってなければ大沼から北海道駒ヶ岳が綺麗に見えるはずだ。こんな具合に。
残念!!午前中天気が悪かったことも影響してるのか、雲でまるっと隠れて駒ケ岳、何も見えぬでござるっ!
ちなみに真逆に位置する横津岳はめっちゃ綺麗に見えた。
いや、そもそもよく考えてみよう。昨日まで大沼って存在すら知らなかったし、駒ケ岳でも他の山でも、綺麗な景色が見られればそれでいいじゃないか。そう思うことにした。
それにしても、ここ大沼公園はそれなりの名所のはずだ。にもかかわらず昨日に続き観光地だと言うのに人がほとんどいない。実際、単に沼を歩いて見て回るだけで、他に何もすることがないのは事実だ。別に何かを期待してたわけでもないが、半日ほど綺麗な海岸線をドライブしてきただけに、沼の死んだ水を見てもテンションが全く上がらない。
いやそれよりもだ、33 ℃の猛暑がキツすぎる。旅行中は全国的に猛暑が続いた。今や北海道も避暑地ではなく、歩いてるだけでシャツが絞れそうなくらい汗をかいた。結果、滞在時間わずか 30 分で大沼を去ることになった。
将来の旅プランをたてる際の参考として記しておくと、個人的趣向として沼には全く興味を示さないことを認識した。
オシャレ空間、道の駅なないろ・ななえ
もともとのおぼろげながら浮かんできたプランの最終地、道南の地区のお土産や特産品を生かしたフードやスイーツが揃う道の駅なないろ・ななえに到着。
オシャレ空間でドリンクを飲んだりして休憩。男爵いも発祥の地らしいのでポテトも食しておいた。旨し。気になるお菓子がちょいちょいあったが、まだまだ旅の序盤でお土産で手荷物を増やしても苦行だなと思い、何も買うこともなく道の駅を後にした。
夕飯は激旨スープカレーに巡り会えた
もう一箇所、どこかに立ち寄ってもいいかなとも思いつつも、詰め込みすぎないのが我が家の旅のスタイル。いつもどおり早めにホテルに戻って一回仮眠を取るために、予定よりもずいぶん早くレンタカーを返却しホテルに帰ってきた。ふと函館山を見れば、ガスもなく澄み渡ってる感じなので、今日の夜景はたいそう綺麗なんだろうなーと思いつつも、一度の旅で二度も行くような場所でもない。後悔はない。
ホテルの窓から夕日を眺めつつ、今夜こそは旨い夕食にありつくことができるよう、ネットをフル活用して旨そうなスープカレーの店を調べまくった。飯屋はまさに一期一会の出会いであろうが、昨日のような思いはしたくないので入念に情報収集。
そもそも食というものは人の好みで評価が左右されるものなので、食べログも Google MAP の評価も当てにならない。なので画像検索での見た目重視で選ぶことにした。
吟味を重ねた結果、函館松風町スープカレー BEGIRAMA という店をチョイスしてみた。駅から少々離れるが旨そうな画像がネットにあふれていたのが最大の理由。加えるなら店の名前も非常に気に入った。ベギラマといえばドラクエで重宝する呪文だ。きっと旨いに違いない。
吟味を重ねた時間は無駄ではなく、今まで食べた中で一番旨いスープカレーだった。コスパも抜群に良い。思いのほか辛目の味付けなので、普通の人ならちょい辛で十分満足できることかと思う。
今日は全般的に満足度が高い一日だった。ひとっ風呂浴びて、コンビニで買ったサッポロクラシックビールを飲んで、この日も早々と就寝。
ここ北海道で心残りがあるとすれば、マジ旨い海鮮丼が食えなかったこと、函館名物塩ラーメンが食えなかったこと、コロナ禍でホテル併設のゴールドジムがビジターお断りで使えなかったことくらいかな。
青森編に続く。
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