ルートを工夫してみたら高尾山でも十分登山気分を味わうことができた
週間天気予報に反して週末が突然の快晴。朝起きて今日はどこかへ出かけようという話になり、それならばと暑くなる前に登山に行くことにした。
朝起きて天気を見てから行ける山は選択肢は限られる。前回は赤城山に奥さんを連れて行ったら全然初心者コースじゃなかったとご不満の様子だったので、今回は高尾山にしてみた。
高尾山は実に 7 年ぶり。前回は娘もついてきてくれる年齢だったが、もうそんな時期は遠い過去の話。前回は 6 号路 (びわ滝コース) で登ったが、先に横にそれていく人たちが気になっていた。そんなわけで今回は稲荷山コースで登ることにした。下りはその時に考えようと決めていた。
コース名 | トイレ | 茶屋 | 全長 |
---|---|---|---|
1号路( 表参道コース ) | 8ヶ所 | 3ヶ所 | 3.8Km |
2号路( 霞台ループコース ) | 2ヶ所 | 1ヶ所 | 900m |
3号路( かつら林コース ) | なし | なし | 2.4km |
4号路( 吊り橋コース ) | 1ヶ所 | なし | 1.5km |
5号路( 山頂ループコース ) | 2ヶ所 | 1ヶ所 | 900m |
6号路( びわ滝コース ) | 1ヶ所 | なし | 3.3km |
稲荷山コース( 見晴らし尾根コース ) | 3ヶ所 | 0ヶ所 | 3.1km |
高尾山・陣馬山コース | 7ヶ所 | 7ヶ所 | 18.5km |
なんだか大宮からめちゃくちゃ高尾山までの接続がめちゃくちゃ良い「むさしの号」という電車に飛び乗ることができた。自宅から 2 時間かからない未満で高尾山に到着してしまった。今まで知らなかったけど「むさしの号」かなり使える。朝 8:53 を逃すともう次はないレア電車だが、西方面へ行くときは今後積極的に使っていきたい。
登り稲荷山、下り4号路からの6号路コース
最初に結論。今回歩いたコースはこんな感じで、登りは予定通り稲荷山コースで高尾山頂まで登り、下りは人が少ない方、少ない方へ足を運んだ結果、まずは 4 号路で下り始め、高尾山駅からは 6 号路で下ってみた。
いずれも登山装備推奨のコースだったゆえに、軽装の観光客は皆無なので非常に快適に登山を楽しむことができるとともに、移動距離 6.7km、標高差 538m と、高尾山とは思えない本格的な登山気分を味わうことができた。それでいて、谷川岳のように岩をよじ登るようなコースはなく、ただひたすらに歩けば前に進むコースなので、奥さん的には無理することなく楽しめるコースだったようだ。
正直、高尾山と舐めてかかると痛い目を見るコースと思うが、時間的には 20 分程度の休憩を入れても 3 時間程度で帰ってこられるコースなので、中級者には物足りないだろうが登山初心者でも安全かつ十分満足できるとコースとしておすすめしたい。
清滝駅〜稲荷山
清滝駅の左脇からすぐに稲荷山コースへ入る。
当分の間は整備された階段をひたすら登る。登り始めるとすぐにほとんどの人はマスクを外し登山に集中。三密でもないのでそれで良いと思う。登山しながらのマスクは群れてとても辛い。
暫く行くと尾根に沿って歩く形となり、風通しがすごく良く思ったより涼しく登山を楽しむことができた。日差しも遮られることがわかりキャップも外した。頭部が涼しいと随分と体感温度も変わるもんだ。
30 分程で稲荷山山頂へ到着。ここでエナジーチャージを飲んでエネルギーを補給。休憩している人は日本人かと思いきや韓国人だったようだ。登山中に感じたことなのだが、意外と中国人や韓国人が多かった。
ここからも東京を見下ろすことができるが、まだ標高がちと低いようだ。
稲荷山〜高尾山大見晴台
小休憩してすぐに登山再開。木の根っこが貼りめぐる地面が続く。機能雨だったこともあり、それなりに滑るので思ったよりは歩きづらい。
山頂に近づくこと残り 1km 地点あたりから、整備された木道となりかなり歩きやすくなる。足の披露の蓄積度合いはかなり違うと思う。
残り 100m の地点に到着。6 号路も合流しており残りは山頂を目指すのみ。
7 年前のブログを読み返すと同じく苦労したようだが、最後は 100m の登りの階段が続き、ももの筋肉疲労はそれなりにヤバいのだが、ここも 7 年の間に木の階段が整備されたようで、以前より登りやすくなったと思う。
高尾山大見晴台に到着。ここまで概ね 90 分程度を要した。奥さんのペースにかなり合わせて登山したつもりではあるが、一応ルート的には標準ペースのようだ。
以前よりはコロナの影響が続くからであろうか、思っていたよりは少なかったが、売店でビールを買おうとは思えない程度には行列はできていた。
今回も残念ながら富士山は見えることができなかったが、天気に恵まれそれなりの眺望を楽しむことができた。もうちと涼しいと思いきや、山頂は日光を遮るものがないので結構暑かった。
ここ一番の人気撮影スポットはこの日も大人気だった。ここは流石に人が多かった。
大見晴台〜4号路〜浄心門
おにぎりとカロリーメイトでエネルギーを補充し、小休憩した後にさっさと下山開始。一番観光客が少ないルートで下山しようという選択肢から 4 号路をチョイス。
一見、登りの稲荷山ルートに近い風景だが、尾根のように風通しは良くなく、蒸しっとした中をひたすら下山。地面はかなり滑るので登山靴は必須アイテムだと思う。
人気の吊橋。撮影するために足を止める人がそれなりにいた。ここらへんから川の音を聞きながら歩みを進めることができるのだが、癒やされる環境音って大事だなと感じた。
ひたすら下る。このルートも観光装備な人は皆無。そういえば思い出したが、高尾山登山に似つかわしくない重装備の人が山頂付近にいたが、陣馬山とかまで行くんだろうな。いつか一人でいってみようと思う。
浄心門に到着。いきなり観光客が増えて別世界。
展望台〜びわ滝〜6号路で下山
展望台まで足を運ぶ。7 年前は娘が力尽きていたのでケーブルカーで下山したんだっけかな。
東京を見下ろす景色は山頂よりも展望台からの方が良い。ちょっとガスってたのは残念。
展望台から 2号路で琵琶滝を目指す。今回も人が少ない方へ、少ない方へ、という方針。
このルートが一番人が少なかった。特に登ってくる人は数組しか見かけなかったが、このルートの登りはキツイなーという話をしながら下山。
こんな道をひたすら下る。特に長めが良いポイントは出てこないので登りは苦行だと思う。いろは坂のようにくねくね折り曲がる道で下りでも結構疲れる。
何やら途中から念仏っぽいものが聞こえるようになったのだが、琵琶滝で滝行体験なるものがあるようだ。水行道場の詳細はこちら。4,000 円払うと滝行体験できるようだ。
それほど大きな滝でもないが、近くにいた人の話を聞き耳立ててたら思ってる以上に滝行はキツイらしい。念仏は聞こえど姿は見えず、滝に打たれる部分はうまいこと撮影できないように隠れている。
下山再開。なんだか見覚えのある風景になったなーと思ったら、いつの間にか 6号路に合流していたようだ。川の横を下る道が続くのだが、若干涼しい気がする。
山頂から概ね 90 分程かかったが、無事下山。2 年ぶりの登山としては結果的に満足度的にも何度的にもかなり良いチョイスだったと思う。
最近なかなか体重が落ちなくなってきているが、ガッツリ 1500 kcal ほど消費できた。この後ステーキを食べ、ビールを飲み、消費カロリー分は摂取してしまったが、まぁよいでしょう。
というわけで、高尾山でもルート次第では十分登山気分を満足できました!という話でした。
おしまい。
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