欠かさず歯の定期検診を受けたが 7 年後に再根管治療の真っ最中です(体験談)

思い返すのも嫌なくらいの激痛だった歯髄壊死し抜髄・根管治療も早 8 年前の話。今となっては治療を受けた歯科医院もとうの昔に潰れてなくなってしまい、古き悪しき思い出のひとつとなりつつ有る今日このごろ...

のハズだったのですが、根の感染が密かに進み、違和感を覚えた頃には大きなフィステル(排膿路)を形成して歯茎が腫れ上がり、根尖性歯周炎が再発してしまいました。7 年前に経験した根尖性歯周炎ですが、ブログに書かなかったのですが結局は歯茎を切開して骨を摘出する手術を受けていました。骨が再度充填されて歯茎の凹みが治るまで 2 年以上を要した記憶があります。

そんな恐怖体験しかない根尖性歯周炎が再発が再発しました。

お金をかけて保険治療外の治療を受けて、被せものもファイバーコアの土台に白金加金(PGA)のクラウンをかぶせたのに、イチから全部やり直しです。

しかもレントゲンを見る限り、感染からおおよそ一年以上は経過してると推測され、状況は良くないとのことです。※本文はグロい画像が多いので、嫌な方は本文は閲覧されないようご注意ください。

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まずかかりつけの歯医者を変更しました

そもそも近くの歯科医院に 3 ヶ月に一度の定期検診に通っていて、歯には気を使ってきています。歯磨きも万全でここ 7 年間は新たな虫歯はゼロです。

最寄りの歯科医院は大変綺麗な作りで清潔感にあふれているし、歯科衛生士のクリーニングの丁寧で気に入っていました。ただ一つ気になっていたのが、先生に見てもらったのは最初の 1 年目程度で、その後一度も先生が登場することはありませんでした。

レントゲンも年一回の頻度で撮影しているので、見るべき人が見ていれば事前に根の感染が進んでいることは可能だったのではないか?という不信感が高まり、このたび通う歯科医院を変更しました。

あえて、今までどこの歯科医院に通っていて、今どこに通っているかは書きませんが、保険診療でラバーダムとマイクロスコープを使用して根管治療を行ってくれる歯科医院を探しました。自宅から車で 25 分と少々遠いのですが、治療内容を最優先で決めました。

そこの先生が言うには、レントゲンを見ていれば 1 年前でも既に感染の兆しは出ているはずだと言っております。ここまで骨が感染していると、歯を抜かない選択しで治療を頑張るなら半年ほどの長い治療になるだろうとのことです。

ということで約半年かけての治療が開始となりました。

2022.6.24 初診

保険診療では初診では大した治療を行うことができないそうです。てっきり初日に根の洗浄含めた治療をしてもらえると思っていたので、かなりテンションが下がりました。

この日はレントゲン撮影と口の中全体の状態を見てもらいました。新たな虫歯はなく、レントゲンを見る限りでは治療が必要なのは、根尖性歯周炎ができている歯だけとのこと。状況は前述したとおりかなり悪いとのことです。

この日は抗生物質を出す程度しかできないとのことので、次回の治療の予約を取り終了。

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抗生物質を飲み始めて三日目、フィステルの晴れが尋常じゃなくなり、膿が漏れてくるようになり痛みもかなり出るようになりました。

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2022.6.28 応急処置

この歯科医院、唯一の欠点を言えば知る人ぞ知る歯科医院らしく、予約が超取りづらい。次回予約は 2022.7.8 だったのですが、とても我慢できる痛み(うずく痛み)じゃなかったので電話をして緊急で応急処置をしてもらえることになりました。

この日はさいたま市は猛暑でしたが、あいにく車は奥さんがでかけて使っており、自転車で汗だくになりながら病院へ向かいました。自転車だろうが歩きだろうが、とにかく治療をしてほしいほど症状は良くなかったです。

患者と患者の合間 15 分しか時間がない中での応急処置しかできないが了承いただけますか?と事前に言われていたので、歯茎を切って膿を排出するんだろうなと思っていたら、クラウンを取り外して内圧を下げる応急処置をしようと言うことになりました。

僅か 15 分の間にクラウンと土台は取り外されました。貴金属なので専門の業者に売れると知っていたので持ち帰り希望でもらってきました。

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膿の排出による違和感に耐える必要があるが我慢してほしいとのことです。抗生物質は悪影響が見られたので、今回は出せないとのことでロキソニンを処方してもらいました。

とりあえず応急処置後はこんな感じになりました。簡易の詰め物が見て取れます。

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被せものは取り外しただけで根の洗浄などは行っていないため、かなりの異臭に耐える日々が始まりました。どんな匂い?という問いに答えるなら、魚の腐った匂いに近いです。市場とかで生臭ぁ〜という匂いを強烈にした感じです。

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最初の一週間は、かなり膿の排出が辛く、イソジンでひたすら毎時間ごとに口を濯いで耐え忍んでいましたが、フィステルはかなり小さくなり痛みもほぼなくなりました。異臭も消えはしないものの徐々に緩和されていきました。

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2022.7.8 再根管治療 1 回目

理由はわからないけど、再びフィステルが成長し始めてきました。今日は根の治療を行ってもらえるので、こいつもお別れだと気軽に思ってました。

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根管治療の第一回目が終了。今回は古いセメントとガッタパーチャを除去してもらい、根を一通り洗浄してもらいました。今回の仮の被せものは新たに菌が入らないようにしっかりした被せものとなりました。

念の為に応急処置のときも今回も麻酔を打ってもらっての治療を受けたので治療中は無痛でしたが、麻酔が切れた後はロキソニンが必要な程度には痛みが出ましたが、予想通り治療後はフィステルは小さくなってました。

あの嫌な悪臭も完全に消えて、これで復活したぜっ!と喜び勇んでケーキを買って帰りました。

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治療翌日、痛みがそんなに長引くわけがなかろうと高をくくっていたが、どうにも違和感というか痛みが消えないので、鏡で見てみたらフィステルがもとの大きさに復活してました。

何度も何度も洗浄しなければ良くならないと言っていたのは本当でしたが、僅か一日で元の状態に戻るとは思ってもみませんでした。

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どうやら膿が行き場を失い、再び最初の状態のように内圧が高まっているため、歯茎に痛みを伴ってフィステルが出来上がっているように思えます。症状を電話で報告したところ、本来は二週間後に二回目の根の洗浄の予定でしたが、予想外の症状らしく、とりあえず来週火曜日に応急処置しようとのことになりました。

切開して骨を除去すると、骨充填まで数年かかるのでやりたくないけど、とにかく根治しておきたいので手術が必要ならそれもやむ無しと覚悟はしてます。

根治するまで半年ほど続編を書き綴ります...

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