DELL Latitude E6400 には fedora 10 をインストールしました

なんだかここ最近ブログの更新が滞ってしまいましたが生きてます。

本当は恙なく新サーバへ移行して新サーバでブログの更新を再開したかったのですが、これまた予想以上に手こずってしまったので、後1週間ほど、現行サーバでブログ更新を続けることにしました・・・。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン

さてさて究極に手こずったのは無線LANの設定です。まぁ結論からすると、諦めて有線LAN接続にしました。
ウワァァ━━━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━━━ン!!!!

まぁいいや。泣き言は。手こずったときの情報をメモとして残します。

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現在使っているルーターは Aterm WR8500N なんですけど、発売されてから1年ほど経ちますが、未だ NEC 無線LANルータの最高峰です。Windows Vista から 11n デュアルチャンネル接続すると、実測で 100Mbps 超える速度がでています。

従って構築当初は、せっかくのノートPCだし、11n 接続なので設置場所も自由だし、素晴らしいね!なんて思っていたんですけど、ダメでした。実測で 5Mbps くらいしかでないし、なんだかプツプツ切れて不安定です。

ってか、接続にこぎ着けるだけで、OS のインストールを10回ほどやり直しました。

まずですね、DELL Latitude E6400 に搭載されている無線LANのチップセットが Intel Wireless WiFi Link 5300AGN ってヤツで、最新のチップセットなんですよね。dmsg から抜粋するとこんなデバイス情報になってます。

iwlagn: Intel(R) Wireless WiFi Link AGN driver for Linux, 1.3.27kds
iwlagn: Copyright(c) 2003-2008 Intel Corporation
iwlagn 0000:0c:00.0: PCI INT A -> GSI 17 (level, low) -> IRQ 17
iwlagn 0000:0c:00.0: setting latency timer to 64
iwlagn: Detected Intel Wireless WiFi Link 5300AGN REV=0x24
iwlagn: Tunable channels: 13 802.11bg, 24 802.11a channels
iwlagn 0000:0c:00.0: PCI INT A disabled

Linux で無線LANやるなら、Intel® Wireless WiFi Link drivers for Linux* をまず見てみましょう。僕もここを最初に見るべきでした。

当初使い慣れた CentOS をインストール候補として選択し、せっかくなので最新の CentOS 5.3 をインストールしました。ここらへんをみながら必死こいて勉強しました。

WPA-PSKを使用するには wpa_supplicant ってのが必要なのかぁ〜とか、ちまちま設定するも一向に繋がらず・・・。こんなエラーがでるばかり。※再インストールでエラーログも全部ふっ飛ばしちゃったんでネットから同様のエラーを引用。

kernel: [ 342.149093] ACPI: PCI Interrupt 0000:05:00.0[A] -> GSI 18 (level, low) -> IRQ 18
kernel: [ 342.149170] PM: Writing back config space on device 0000:05:00.0 at offset 1 (was 100002, writing 100006)
firmware_helper[6847]: main: error loading '/lib/firmware/iwlwifi-5000-1.ucode' for device '/devices/pci0000:00/0000:00:1c.2/0000:05:00.0/firmware/0000:05:00.0' with driver '(unknown)'

よくよく Intel® Wireless WiFi Link drivers for Linux の情報を読んでみると、わざわざページトップに赤文字で書いてあるではないか・・・。5300AGN を使うには kernel が 2.6.26 以上が必要だとな。

Note: The iwlwifi driver has been merged into mainline kernel since 2.6.24. If you are using kernels after this release, please use the intree (drivers/net/wireless/iwlwifi) driver directly. After 2.6.26 the intree driver iwlagn also supports the new 5100BG, 5100ABG, 5100AGN, 5300AGN and 5350AGN series hardwares.

うーん・・・CentOS 5.3 は kernel-2.6.18 です。そりゃぁ動かないわ・・・ってことで、fedora 10 のサイトから kernel 2.6.27 の rpm をダウンロードしてきてインストールを試みるも、当然のごとく依存関係でインストールできず。

しょうがないので kernel source をダウンロードしてきて kernel の再構築を試みるも、再起動すると kernel panic で起動せず。なんやかんやであっという間に1週間ほど過ぎ去りました。

結局 ferora 10 でいいや。とインストールするも、初めての fedora に以外と苦戦。CentOS と違って実験の場として用いられている fedora なんですけど、Windows に変わるデスクトップ Linux を目指してるんでしょうね。サーバとしては不要なものがわんさかとインストールされました。

あーだこーだとサーバ向けにダイエットした設定で構築すべく3回ほどインストールをやり直しましたが、無線LANに関して言えば、fedora 10 の NetworkManager っていうツールを使ったら無線LANはあっさり繋がりました。

が、前述したとおりつながりはするものの、実測で 5Mbps と異様な遅さと不安定さ。こりゃリモートで設定しようにもプツプツ切れて設定すらままならない。

Fedora9 で 無線 LAN - NetworkManager はあきらめた - ふるた技工所(てっこうしょ) - 楽天ブログ(Blog)

にも不具合が書かれているけど、この NetworkManager ってやつは曲者です。上記エントリとは全く別の観点なんですけど、NetworkManager は /etc/init.d/network の代替機能みたいなモンなんですけど、従来のように /etc/resolv.conf とか直接さわれないんですよね。というか起動するたびに、自動的に /etc/resolv.conf とか上書きされます。これかなりうざい。

まぁいろいろ試みるも従来通り慣れ親しんだ設定でやるなら NetworkManager は使わず、いつものネットワークの設定でやるのがベスト。という結論に達しました。それと同時に無線LANも諦めました。

Linux で初めて無線LANやりましたが、いろいろ勉強になりました。iwconfig ってコマンドも初めて知りました。ちなみに無線LANが繋がった状態での ifconfig はこんな感じ。まぁ備忘録ってことで。無線LANは wlan0 って名前です。wmaster0 なんて謎のやつもいます。

eth0      Link encap:Ethernet  HWaddr **:**:**:**:**:**
          inet addr:192.168.**.**  Bcast:192.168.**.255  Mask:255.255.255.0
          inet6 addr: ****::***:****:****:***/64 Scope:Link
          UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:373961 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:435867 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:1000
          RX bytes:112602374 (107.3 MiB)  TX bytes:262517935 (250.3 MiB)
          Memory:f6fe0000-f7000000

lo        Link encap:Local Loopback
          inet addr:127.0.0.1  Mask:255.0.0.0
          inet6 addr: ::1/128 Scope:Host
          UP LOOPBACK RUNNING  MTU:16436  Metric:1
          RX packets:39 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:39 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:0
          RX bytes:3429 (3.3 KiB)  TX bytes:3429 (3.3 KiB)

wlan0     Link encap:Ethernet  HWaddr **:**:**:**:**:**
          inet addr:192.168.**.**  Bcast:192.168.**.255  Mask:255.255.255.0
          inet6 addr: ****::***:****:****:***/64 Scope:Link
          UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:14775 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:5227 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:1000
          RX bytes:21170174 (20.1 MiB)  TX bytes:422563 (412.6 KiB)

wmaster0  Link encap:UNSPEC  HWaddr **-**-**-**-**-**-**-**-**-**-**-**-**-**-**-**
          UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:1000
          RX bytes:0 (0.0 b)  TX bytes:0 (0.0 b)

wlan0     IEEE 802.11abgn  ESSID:"*************"
          Mode:Managed  Frequency:2.442 GHz  Access Point: **:**:**:**:**:**
          Bit Rate=60 Mb/s   Tx-Power=15 dBm
          Retry min limit:7   RTS thr:off   Fragment thr=2352 B
          Encryption key:*************************************** [2]   Security mode:open
          Power Management:off
          Link Quality=100/100  Signal level:-41 dBm  Noise level=-91 dBm
          Rx invalid nwid:0  Rx invalid crypt:0  Rx invalid frag:0
          Tx excessive retries:0  Invalid misc:0   Missed beacon:0

これで見る限り 60 Mbps で繋がっているように見えるんだけど・・・なんでこんな遅いんだろ・・・

諦めたとかきつつも、いったん自宅サーバの入れ替えを有線LAN接続として構築したノートPCで切り替えを行ってから、時間をかけてゆっくりと安定した無線LAN環境の構築にチャレンジしていきたいと思います。

ちなみに今まで慣れ親しんできて CentOS4.x / RedHad 4.x と違い fedora 10 は gcc のバージョンが 4 になっています。コレもまた鬼門。その話はまた別途。

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