相変わらずキテます! - 書評 - あぶない科学実験

以前に、「大人のあやしい実験室 都市伝説の検証」って本をいただきご紹介させていただいたのですが、著者の川口友万さまのご厚意で新刊 「あぶない科学実験」 をいただきました。前書の方がはじけっぷりが凄まじかったのでインパクト度合いで比べると若干落ちますが、本書も相変わらずの体を張った実験がいい味を出しています。Ψ(`∀´)Ψケケケ

中でも 「実験15 感電死寸前!UFO作り」 なんかは超絶危険!絶対真似してはいけない。

あぶない科学実験
あぶない科学実験
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川口 友万
彩図社
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本書の中でも、家庭で実験してみると子どもが喜ぶかなぁ〜ってのもいくつかありました。

「実験04 一瞬で凍る不思議な水」
「実験09 緑色の不気味焼きそば」

この2つはやってみたいですね。実験04はいわゆる過冷却ネタで有名ですね。うちの冷蔵庫はボロいのでうまくいかない気がします。今時の冷蔵庫は性能がよいので成功しそうな気がしますけど。
実験09はリトマス紙の原理の応用ですね。本書で初めて知ったんだけど、紫キャベツにはリトマス紙と同じ原理で変色するアントシアニンという成分が入っているそうです。したがって、紫キャベツは酸性を加えると赤に変色し、アルカリ性を加えると青に変色するわけです。

ちなみに気になったので Wikipedia でアントシアニンについてちょっと調べてみました。

アントシアニン(anthocyanin)は、植物界において広く存在する色素、アントシアン(anthocyan(果実や花の赤、青、紫を示す水溶性色素の総称))のうち、アントシアニジン(anthocyanidin)がアグリコンとして糖や糖鎖と結びついた配糖体成分のこと。高等植物では普遍的な物質であり、花や果実の色の表現に役立っている。フラボノイドの一種で、抗酸化物質として知られる。

さらに自然界の植物では、紫キャベツの他に、以下の食べ物にも含まれているそうです。イチゴや茄子あたりは身近な食材でもあるので、今後機会があればレモン汁でもかけてみて変色を確認してみたいと思います。原理が同じであれば、茄子で焼きそばを作ると麺が青く変色するはずなんだけど・・・どうだろう?? (゚〜゚)

・クワ
・クランベリー(苔桃)
・スグリ(ベリーの一種、別名カシス)
・ハスカップ
・ブルーベリー
・ブラックベリー
・プルーン
・ビルベリー
・アサイー
・ブドウ
・ラズベリー
・イチゴ
・赤キャベツ
・ナス
・黒米
・黒大豆(黒豆)
・黒ゴマ
・有色サツマイモ(特にムラサキイモ)
・ダイショ(ベニイモ)
・アナスタシアブラック(ピーマンの一種)
・ツバキ
・小豆
・赤たまねぎ
・紅蓼
・赤シソ

漫画を読んでいるような感覚で30分ほどでさっくりと読める本です。活字が嫌いな人にもお勧めです。
通勤時間で楽しませていただきました。(≧∇≦)b

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