吉野家の新商品「牛鍋丼」の試食会に行ってきました

数ヶ月にわたって既に一部の店舗で試験販売されていた牛鍋丼ですが、めでたく9月7日に全店舗販売開始となるようです。9月7日は「きゅーなな」→「ぎゅぅなべ」だか、「ぎゅぅな日」だか、と語呂合わせ的な意味も含めて、この日を選択したとかしないとか・・・。

牛丼チェーン産業においては低価格競争が激化しており、吉野家では事実上一人負け状態が続いていた。値下げキャンペーンをするも売上減をリカバリーするまでに至らず、顧客を如何にして取り戻して売上増を狙うかが経営課題となっていた。
そんな背景から今回打ち出された牛鍋丼。1899 年の創業時に販売していた、すき焼きをご飯の上にぶっかける「牛鍋ぶっかけ丼」を復刻させ、かつ戦略的価格の 280 円で提供するというものだ。
吉野家において牛丼が「あくなき追求」をコンセプトとするならば、牛鍋丼は「原点回帰」がコンセプトの商品。

まぁそんなような記事は他のメディア系の記事にお任せするとして、ブログクラブ経由で応募した試食会に当選したので行ってきました。

これが牛鍋丼です!ラ━━━━━━ヽ(´∀`ヽ)━━━━━━ン !!!!!

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そしてまずは結論から。
そして、これはあくまで薄味好きな僕個人の感想なので一般論に当てはまらないことも十分ご承知おきいただければと・・・。

  • 280円でこの味とボリュームを実現したのはすごいの一言!これ一杯でお腹いっぱいになります。
    でも・・・
  • 第一印象は思った以上に醤油辛い。少なくとも牛丼よりは遙かに味が濃いめ。
  • しらたきが 8cm 程度と短く、食べた感が少ない。
  • 焼き豆腐が1つしか添えていないので豆腐好きな僕には物足りない感が・・・。
  • 豆腐と肉の煮込み鍋が別々になっており、味の統一感が今一歩に感じた。豆腐はもう少し味がしみていて良いかも。
  • 牛丼のような、あのツーンと旨味を感じさせる香りが少ない。
  • 二杯目を食している人からは、ちょっと甘さが辛くなってきたという意見も。

とまぁ一言で言うと僕なら牛丼を選ぶなと。ただ最近の若者は濃い味を好むようなので、その流れには合っていると思います。トッピングで卵が添えられていたので、いつものように卵かけご飯風にして、ちょうど塩気を押さえておいしくいただける状態になりました。

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さてここからは少々説明会やら質問会やらで聞いたお話。せっかくなので覚えていることを書き留めておきます。

とにかく商品開発に悩みまくったとのこと。数年前に販売され大好評を得た「牛すき焼き定食」ベースの味付けで進めて見るもしっくりこない。僅か 100 日の間に 2000 杯もの試作品を作り、500 杯を完食して改良を重ねた結果、現行の牛丼のたれをベースに改良した濃いめの味付けのたれが完成したそうです。濃いめの味付けなのは、しらたきから出る水分量を考慮してとのことです。

具材は最終的に、牛肉+玉ねぎ+しらたきになったわけですが、長ネギやらいろいろなパターンも考えられていたようですが、原材料のコスト、調達など諸々の条件がクリアできたのが、今回発売される牛鍋丼の組み合わせだったとのことです。

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しらたきが 8cm なのも意味があり、お玉ですくえる長さが 8cm までだったそうです。現状の牛丼をどんぶりに盛りつける手順と同じ手数で盛りつけができる(=人件費・時間の削減)条件をクリアするための長さだったわけですね。

原材料も極限までコストカットする努力の賜物として今の姿があるわけですね。


「うまい、やすい、はやい」がコンセプトの吉野家が、この牛鍋丼でどの程度集客できるかが見物です。


そして最後にいただいたお土産が、参加者全員が驚喜しました。111周年記念の限定どんぶりです!

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本日は、牛鍋丼を開発した人のお話や社長の安部さんのお話が聞けたりと、貴重な体験をさせていただきました。

牛鍋丼ごちそうさまでした! (-人-)
気になる方はぜひ9月7日以降に食してみてください。

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告知ページはこちら → お知らせ:牛鍋丼 9月7日(火)午前10時 全国発売!|吉野家

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