今話題の VR ZONE Project i Can に行って最新の VR を体験してきた!

なにやら昨今のゲーム業界で VR (Virtual Reality) が賑わっています。自分の周りでも Oculus Rift やら HTC Vive を入手して絶賛してる人もいますし、今年10月には PlayStation VR も発売されるしと、体験型 VR は個人的にも気にはなっていました。

気がつけばゴールデンウィーク突入。
今年の GW は3日+3日+2日とぶつ切り休暇のため、旅行で遠出しようものなら学校を休まなければならない。まぁそんなこんなで珍しくなんの予定もたっておりません。日帰り旅行でいくつか近場を観光しようと思いきや GW 突入とともに家族の体調不良。

超暇な休暇の始まりです。あまりにも暇なので昨日は温泉がてら散歩。GoogleMap で経路を距離測定してみたら歩行距離 20 km でした。

若干の筋肉痛で迎えた二日目の今日。相変わらず体調不良とのことで、急遽丸一日の自由時間を手に入れました。そこで思い出したのが、ダイバーシティ東京プラザ店にオープンした VR ZONE です。最近読んだ週刊アスキーのカオスだもんね!PLUSで頭の片隅の記憶にインプットされていました。 VR ZONE の公式サイトから WEB 予約が事前に必要らしいので、あまり空き状況に期待せず予約を確認してみたところ、ラッキーなことに若干の空きがあり昼過ぎの時間帯で予約することができました!

というわけで直ぐ乗り物酔いする僕ですが、今話題の VR ZONE Project i Can に行って最新の VR を体験してきました!ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ

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VR ZONE Project i Can について

公式サイトに説明がありますが、「やってみたい!」「やってみたかった!」そんな夢や好奇心を最先端のVR(バーチャルリアリティ)技術で叶えるバンダイナムコが分野を越えて挑戦する、まったく新しい仮想現実エンターテインメントコンテンツの実験施設です。VR ZONE では参加者は言わば被験者です。参加者はバンダイナムコの研究成果である様々な VR アクティビティをいち早く体験することができるかわりに、被験者として研究を加速するためのデータを提供するわけです。

体験できるアクティビティは全部で6つ。それぞれを体験するには、入場料となるバナパスポートカードを 300 円で購入した後に、バナコインをチャージして体験料を支払う必要があります。

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なお体験時間は 80 分あるので、全てのアクティビティを楽しむ時間は十分にありますが、バナパスポートにチャージしたバナコインの返金、換金はできません。チャージはいつでもできますので、乗り物酔いとか気になる方はアクティビティを楽しむ都度チャージすると良いかと思います。

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ちなむに完全予約&入れ替え制で一度に入場する人数も 20 人程度と少人数制なので、アクティビティ待ちでイライラすることは皆無。快適に 80 分間 VR 体験を満喫することができるように配慮されています。このサービス設計はほんと素晴らしいです。

最新の VR は所謂 VR 酔いはするのか?

エントランスに注意書きが書かれたパネルがあります。幼少の頃より物凄く乗り物酔いしやすい体質なので「乗物に酔いやすい方」が非常に気になります。今までの経験上、USJ のスパイダーマンとかでも吐きそうなくらい酔った経験もあり、絶賛酔う自身があったのですが、結論から言うと、ズバリ! VR 酔いしました。乗り物酔いする方は覚悟しておいたほうが良いでしょう。

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改めて利用制限事項を書き出すと以下のとおり。予めサイトで読んでいたので、13:15 開催のお昼過ぎの時間帯でしたが本格的に気分が悪くなることを想定してお昼を抜きました。お台場で開催されていた OKTOBERFEST でドイツビールを飲むのも我慢しました。

  • 13歳未満の方
  • 心臓の悪い方
  • 酒気を帯びた方
  • 体調の悪い方
  • 乗物に酔いやすい方
  • 妊娠中の方
  • ※自立歩行が出来ない方は一部体験できないVRアクティビティがございます。
  • ※その他ご利用により悪化する恐れのある症状をお持ちの方はご利用をご遠慮ください。
    (心臓疾患、めまい、閉所恐怖症、呼吸器系疾患、けいれん発作、妊娠中、騒音過敏症、暗所恐怖症、首・背中・腰の疾患、肌の弱い方、光過敏症発作)

ちなみに僕が利用したアクティビティと VR 酔いの度合いは下記の通りでした。断トツで圧倒的に脱出病棟Ωの酔い方が激しかったです。12分の最後の1分間はゲームどころじゃなくリタイアするのを只々我慢する1分間でした。
アクティビティを体験する度に VR 酔し、休んでは次のアクティビティ、と体に鞭打って楽しみました。結局 80 分の体験時間を目一杯使って楽しみましたが、終わった後はダイバーシチィーの芝生に寝そべって 30 分の休息が必要でした。()´д`()ゲッソリ・・・

ちなみに VR ゴーグルを使わないリアルドライブと電車の運転に全く興味が無いトレインマイスター以外は一通り体験しました。

アクティビティ名体験料体験時間酔い度(MAX5)興奮度(MAX5)
?スキーロデオ700円6分32
?リアルドライブ700円14分未体験未体験
?高所恐怖SHOW1,000円7分05
?脱出病棟Ω800円12分54
?トレインマイスター700円9分未体験未体験
?アーガイルシフト700円7分21

やはり高所恐怖SHOWが一番のおすすめ!

高所恐怖SHOWをやらずして VR ZONE に来た意味は無いと言っても過言ではないほどよく出来たアクティビティです。入場したらまずはじめに体験することをおすすめします。二度三度やっても飽きることはない出来の良さです。
まぁまずは公式のティザームービーでもご覧頂くのが宜しいかと。

VR ゴーグルをする前は、ほんと単なる板とその端に黒い物体が置かれているだけです。脳では事前にこれを認知し理解してるはずなのです。

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VR ゴーグル、ヘッドホン、ワイヤレスコントローラをセットし終えたら体験開始。スタッフのお兄さんが良い感じにナレーションしてくれるのが、また臨場感を高めてくれます。
傍から見るとぼけーっと経ってるだけですが、エレベーターで地上 200 メートルに上がってるところです。ゴーグルにはカラス張りのエレベーターの映像が映し出されているのですが、超リアルな映像と言うよりは結構ポリゴンっぽい映像なので、これなら余裕じゃね?って思ってました。

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地上 200 メートルに到達してエレベーターの扉が開くと、いきなりビルの外に向かって伸びる1枚の板と、その端に泣き叫ぶ猫が登場です。さっきまで余裕じゃね?と思っていたのですが、ウソのようにいきなり手に汗かくほどの恐怖感が襲いかかりました。事前のリアル世界の風景を思い出して理解しようとしているのに、脳が納得してくれません。目の前の VR 映像がリアルと錯覚して仕方がありません。

「ゆっくり進んで下さい。ゆっくり進んで下さい。」と何度も言われるのですが、板がまた良く出来ていて微妙に不安定で揺れるように作られているんですよね。これがまた体のバランス感覚をおかしくするのに一役買ってます。

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下を見ると超コワイしバランスを一気に崩しそうになるので、なるべく猫だけを凝視して前に進みました。無事猫救出に成功しました!!(๑╹∀╹๑)
まぁ写真でみると、全然猫じゃなく黒い物体なのですが、実際の手の感触と猫の映像がピッタリあってるのでホントに猫を救出した感を味わうことができます。加えてこの辺りから下の板が崩れ始めるので超焦ります。思わず下を見てしまうのですが、何度も言います高所恐怖症の方は結構な恐怖感を感じます。

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とまぁ脳ではわかってるはずなのですが、恐ろしいほどの没入感に感動しました。それでいて VR 酔いはあまり感じられないアクティビティでもあるので、超おすすめです。
ちなむにお一人様で言っても写真撮って下さいとお願いすれば、快くスタッフの方が撮影してくれました。嬉しいサービスです。

リアルなら4回は死んだスキーロデオ

お次に楽しんだアクティビティはスキーロデオです。まぁリアル世界でスキーはそれほど上手なわけでもないけど、VR 世界ならプロ級かも!?そんなふうに思いながらプレイスタート!!

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ゲームの説明は「崖が切り立つ広大な雪山を、猛スピードで急滑降!!暴れるスキーを必死でコントロールせよ!」です。

プレイ直後からリアルでは滑ったことがない急斜面をいきなり滑降し始めます。体感マシンから吹いてくる風や脚の傾きに応じた強烈な振動により驚異の臨場感を感じます。見てくださいこのへっぴり腰を!

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プレイ前にゴールまでの道筋はいくつも存在するのでご自身で楽しみながら探してくださいと説明されたのですが、探すどころではありません。ものすごいスピードで木や岩にぶつかりまくり。姉妹にはその先崖です。中止して下さいというアナウンスにも関わらず盛大にダイブしてしまうなど・・・リアル世界なら合計で4回は死にました。
いやぁでもこのアクティビティは結構 VR 酔いします。激しく画面が動くので頭の処理が映像についていかないようです。このプレイ後 10 分ほど休憩しました。

ガンダム好きにはたまらないであろうアーガイルシフト

スキーロデオで酔ってしまったのでスタッフの方には一番酔わないであろうトレインマイスターがおすすめですよ!と何度もアドバイスされたのですが、、、申し訳ない。電車の運転にはまるで興味が無いんですと言いアーガイルシフトを体験することにしました。

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またまた写真で見るとアホ面に見えるのですが、こちらも没入感が凄かったです。それでいて予想していたより VR 酔いはそれほど酷くはありませんでした。
ロボットの名前はルシファーと厨二病全開ですし、ゲーム内の露出度高めの美少女にマスターと言われ、ウキウキ気分にならないわけがない。襲いかかるロボに視点を合わせてコントローラーのボタンを押下して敵を撃破していきます。ゲーセンにあるよく似たゲームとは臨場感が桁違いです。

最後の最後、ここからが本番かっ!!ってところでゲームが終わります。7分が凄く短く感じました。まだまだ先を遊びたいゲームと思わせるに十分な出来栄えでした。おすすめ!!

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最強に気持ち悪かった脱出病棟Ω

実は最後までプレイしようかどうか相当悩んだアクティビティです。何と言ってもプレイ時間 12 分なので VR 酔いが大丈夫かすごく不安だったのですが意を決して望みました。結論から言うと吐きそうなくらい酔いました。車酔いする方は覚悟して望むと良いと思います。

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脱出病棟Ωは言ってみれば次世代のお化け屋敷。最大4人プレイで協力しながらミッションをクリアしていくタイプのアクティビティです。ゲーム内には各プレイヤーが同時に同じ空間に存在し、ゲーム前に登録した名前がシルエットの上に名前が表示される感じになっています。そしてヘッドセットの声が全員に聞こえるようになっています。

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スタート地点は4人一緒なのですが、直ぐにそれぞれ別のルートに入っては、また合流するというのを繰り返します。ゲーム内は呪われた廃病院内に巣食うゾンビとそこら中に喰い散らかされた人の死体をくぐり抜けながら、右手のコントローラをライト片手に、左手のコントローラで車いすで前後させながら進んでいきます。何故車いすなのかは今も謎です。

これは 13 歳以下どころか 18 禁だろって思うくらいグロテスクな映像が続きます。グロいのが苦手な方は VR 酔いじゃなくて映像で吐き気を催してもおかしくないレベルです。

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最後を描いてしまうと面白くなくなってしまうので書きませんが、お互いその場で知り合った僕らのチームは最後をクリアすることができませんでした。二度目なら必ずクリアできますが、このゲームだけは二度目はないかな・・・。ほんとグロいし酔い方が半端なかったです。

それにしてもマジでえらいもん作ったもんだ。嘘じゃなくてほとんどの人がリアルに絶叫しまくってます!超リアルでそこに存在する感満点のゾンビが随時襲いかかってくんです。マジでこいつぁヤバイ!

体験しなかったアクティビティについて

実は、リアルドライブは最初は体験しようと思ってたアクティビティなんですが、VR ゴーグルは使わず運転席からの180°視界を体感できるドームスクリーンによる VR アクティビティです。こいつは他とは違う酔い方をすると説明を受け、違う酔い方ってのも嫌だなと思ってプレイを断念しました。

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鉄ちゃんにはもってこいのアクティビティであろうトレインマイスター。こいつだけは食指が動かなかった。

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と、ここで 80 分が経過して時間切れ。VR 酔いは辛かったですが次世代を感じるに十分な体験でした。ちなむに、これらのアクティビティは全て HTC Vive と超ハイスペックマシンによる VR です。HTC Vive すげぇ!と噂には聞いていたのですが、マジで凄かったです。

でも VR 酔いがなくなるほどのリアリティはもうちょい先かな?って感じもしました。

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とりあえず GW の予定どうしよっかなーと暇してる方は、是非足を運んでみてください。次世代体感ゲームヤバイです、もの凄い没入感です。VR ZONE は今年の 10 月中旬まで営業してるそうですが、GW の東京は閑散としていて電車も空いてるので、GW にこそ行くと良いのでは!?と思う次第です。

次世代を感じたい方に超おすすめです!(ง •̀_•́)ง

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