MacBook Pro 15インチ 2.9GHz / 512GB モデルを購入しました
2012 年 7 月に中古で購入した MacBook Pro Mid 2012(MC976J/A)がついに壊れたので、緊急で MacBook Pro を買い直しました。会計的にもパソコンの償却期間は 4 年間なので、丸 5 年間使ってきたことを考えるといつ壊れてもおかしくはなかった状況ではある。
長年使ってきた MacBook Pro の不具合をざっと列挙してみるとこんな感じ。まぁ流石に経年劣化感が否めない。
- SD カードの認識がものすごく不安定
- ファンが回転すると異音がする
- パソコンが起動する or スリープから復帰する際に画面が必ず乱れる
- 起動するのに 5 分くらいフリーズすることがしばしばある
- SSD が劣化したのかプチフリーズ(プチフリ)が度々発生する
ちなみに 100% 再現する画面が乱れる症状はこんな感じ。新しく届いた MacBook Pro 2016 を横に並べて撮影してみた。こりゃ買い換えしゃーないですよね。
予算の都合上、新品だと必須要件は叶えられず
会社で買い直した MacBook Pro 15インチは最高スペックで購入したので SSD も 2TB という贅沢仕様だが、流石に個人で買うとなると予算ってもんがある。しかしながら譲れない要件ってのもある。まとめると今回の場合は概ねこんな感じだ。
ゆずれない要件&希望
- 予算は 20 万円少々
- 持ち運ぶので MacBook Pro シリーズ
- 画面の広さ的に Retina 15 インチ
- メモリは絶対に 16GB
- SSDはできれば 1TB 欲しいが最悪は SD カード併用を妥協
- 日本語キーボード
予算以外は今まで MacBook Pro を使ってきた経験からはじき出した要件。お金をけちってメモリ 8GB を購入したが完全なる判断ミス。写真加工に PhotoShop と LightRoom を必ず使うんだけど、メモリ 8GB だと両方立ち上げると明らかにスワップしてるので、片方ずつ使ってきた。ちょいとした開発をするときにも明らかにメモリ不足を感じたので 16GB は必須条件。
SSD に関しては既にディスクを 750 GB 程使っている状況であり、512GB から漏れる分は 512GB の SD カードに逃がしてだましだまし使っている状況。しかしながら古い写真などを貯めてるだけなので、まぁ最悪 SD カードを使い続けることになっても我慢の許容範囲内ではある。
新品での価格をはじいてみた
新しい MacBook Pro はメモリは 16GB しかないので選択の余地はない。CPU/SSD/GPU はいくつかパターンがある。仮想通貨のマイニングも考えてるので CPU も GPU もできれば上位モデルが欲しいところ。
Radeon Pro 555 の場合。Core i7 3.1GHz にすると +33,000円。
CPU | SSD | 税別価格 |
---|---|---|
Core i7 2.8GHz | 256GB | 258,800円 |
Core i7 2.8GHz | 512GB | 280,800円 |
Core i7 2.8GHz | 1TB | 324,800円 |
Core i7 2.8GHz | 2TB | 412,800円 |
Radeon Pro 560 の場合。Core i7 3.1GHz にすると +22,000円。
CPU | SSD | 税別価格 |
---|---|---|
Core i7 2.9GHz | 512GB | 302,800円 |
Core i7 2.9GHz | 1TB | 346,800円 |
Core i7 2.9GHz | 2TB | 434,800円 |
以上の結果から、残念ながら予算的に新品は全くお話にならい。仕方なく中古品を物色することにした。
予算の都合上なくなく中古の 512GB モデルにした
いろいろ調べたけど、やっぱり業務でもよく利用する "じゃんぱら" が圧倒的に品揃えとコスパの良さで抜きんでてる。しばらくの間新たな中古品が出てくるのを待って見るも、なかなか商品が増えない。キーボードを US で我慢すれば、それ以外の要件を全て満たす Mid 2016 モデルが見つかったんだけど、US キーボードは完全に無理なので見送り。
泣く泣く Mid 2017 で SSD 512GB を購入するを妥協したが、予算内に収まり良い感じ。
状 態 : 中古(フレームに微細なスレあり)
保 証 : 1 ヶ月(返品期間:1 ヶ月)
付属品 : AC、USBケーブル
単 価 : 231,800円(税込)
同じスペックの商品で、まず傷あり状態だと本日時点で 229,800 円が最安値。ほぼ新品同様の状態だと 259,800 円が最高値となっている。
今回買ったのは 231,800 円と中間値なわけだが、安かった理由はいくつかある。まず箱なし。これは結構減額の対象となる。箱はあるならとっておく派だけど、ないならないで全くかまわない。
次にフレームに微細なスレ傷があること。これも当然ながら減額対象だ。これは事前に掲示板から店長に問い合わせを行い詳細な写真を送っていただいたが、全く問題がないと判断した。実際商品が届いてみて傷が付いていたのは書かれていた一カ所だけだった。しかもめっちゃ小さな傷なので何ら問題がない。
思ってた以上に新品に近い状態の商品が届いた
上記に記載したとおり微細な傷が USB ポート周辺に存在するが、それ以外は全くの新品の状態と言っても過言ではない商品が届いた。
表面の状態。りんごマークの部分が傷が付きやすいんだけど、全くの無傷。
裏面の状態。ゴム足の部分とか擦れがあるのが普通だけど新品同様にみえる。こちらもかなり綺麗な状態。
キーボードもトラックパッドも全く使用感がない状態で非常に綺麗な状態。本当に誰かが使ってた中古品なのか疑問がわくほど状態が良い。
事前に問い合わせてはいたけどディスプレイの状態も非常に良く、ドット欠けもひとつもなく色むらも皆無。
MacBook Pro に似合う USB ハブを購入
会社でも新 MacBook Pro を使っていているけど、不便きわまりないと感じているのが USB Type C インタフェースしかないこと。何かしらの USB ハブを使わないとほぼ何も繋がらないので、結果的にはどうやっても不格好になる。それでも自宅で使う分にはなるべくスタイリッシュなものをチョイスしたいので Amazon で小一時間ほど商品を物色。最終的に見つけた商品がこちら。
MacBook Pro 13/15 インチ用に作られた Type C ハブ。Type-C×2、USB 3.0ポート×2、SD×1、Micro SD×1 インタフェースを備えつつ、Supports 5K video output(Thunder3 Mode)をサポート。一体感のあるケールブレスタイプでアルミニウム製の洗練されたデザインが秀逸。
左右どちらに付けることもできるけど、左に付けるとイヤホンジャックが使えなくなるので右に付けるしかないと思う。でもデザイン性は秀逸で一体感があるしアルミ製なので触れても違和感がない。しかしながら USB Type C ポートを 2 ポート使うタイプの商品は多いが多少のぐらつきがあるのは正直ある。
TimeMachine のバックアップから環境を復元
せっかく新しいパソコンなので環境を新たに構築し直そうかと思い、セットアップを始めるも超絶面倒くさくなってきて、今すぐに使いたいのに時間がもったいないとの思いに至り、直近の TimeMachine から復元を開始した。
上記写真のように TimeMachine のバックアップが入っている HDD を本体上に置いて復元を開始したところ、HDD が熱暴走してファイルが破損し復元が失敗した。仕方なく旧環境のバックアップを半日かけて取得し直し、更に半日かけて復元を試みた。今度は右後ろに見えている PC 冷却用のファンの上に HDD を載せて復元を試みた。夜寝て朝起きたら復元は無事完了しててほっとした。
最後の仕上げにバックアップからは何故か復元されない細かい設定を旧環境と照らし合わせながら手動で復元。なんやかんやで丸 3 日くらいかかって疲れたが、今は無事新しい MacBook Pro で執筆をすることができている。
一年以上使ってきた新しい MacBook Pro の感想
買ったのはつい先日だけど会社で同等品を一年以上使っているので、その感想を書いてみる。
旧型より進化したと感じてる点
1. なんと言ってもディスプレイの発色が素晴らしく良い。旧型 MacBook Pro の発色が薄いぱっと見で明らかに区別ができるほど発色に違いがある。
2. CPU も SSD も明らかに高速でファンが静か。流石に 5 年も違えば当たり前。
3. 約 2 倍の大きさになったトラックパッドが超使いやすい。大きすぎて逆に誤タッチも増えたけどメリットの方が大きい。
4. Touch Bar の Toouch ID 認証がめちゃくちゃ便利。
5. 筐体が若干小さくなり重量も 200g ほど軽くなった。200g って以外と体感できる。
旧型から使いにくくなったと感じてる点
1. なんと言っても USB Type C しかなくなったこと。デザイン性って言うくらいなら前インタフェースをちゃんと具備しろや!と思う。これはホント改悪以外なにものでもない。
2. キーの打鍵感は慣れ。新しい MacBook Pro を使い始めた頃はキーボード打鍵感がどうしても慣れなかったものだが、流石に一年も使っていれば逆に新しい MacBook Pro じゃないと違和感を覚えるようになるもんだ。
3. 物理ファンクションキーがなくなったこと。個人的には Touch Bar がとにかく不便で仕方がない。Touch ID だけでええやん!まぁ環境構築中に Fn キーを押下すればいつでもファンクションキーに切り替わることに気がついたので、最低限許容できる状況にはなった。
総合的にみると、個人的にはやっぱり旧型より新型の方がメリット大きいと思う。一年前は全く違う意見だったけど今なら新型一択。まとめると MacBook Pro Mid 2017 買って仕事捗るわーという評価。以上レビューおしまいです。
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